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育ちを支える集団づくりで重要なのは子どもと保育者の信頼関係

 ベネッセコーポレーションに、妊娠出産、子育て、保育・幼児教育、子育て世代のワークライフバランスを研究するベネッセ次世代育成研究所があります。家族と子どもが「よく生きる」ための学術的な調査研究と体系的な理念の構築を行なう一環として、『これからの幼児教育』が年3回発刊されています。

 最新の2012年春版は、年度末の時期がクラスや学年の集団づくりの仕上げに取り組む時期であることから、集団の力を活かした保育を展開するために、子ども同士、また子どもと保育者の間の信頼関係のあり方を見直し、日々の保育へと結びつけていく方向を探ります。

 子どもが安心して園生活を送るうえで基礎となるのが、園や保育者との信頼関係。学びの芽生えを支えるには、子どもが保護者や保育者に抱く安心感や愛着が不可欠です。そのうえに信頼関係を育むことで学びの芽生えが起こりやすくなります。

 子どもが興味をもつ遊びを提示したり、子どもが遊びの中で困っているときに手助けをしたりすることで、園や保育者に対する信頼感は高まっていきます。また、一人ひとりの子どもの育ちやテンポに合わせた保育により、子どもの気持ちや要求にていねいに応えることでも高まっていきます。

 そして、子ども同士の信頼関係を援助することが、子どもの育ちを支えます。子どもたちの間に十分に信頼関係が育まれていれば、たとえトラブルがあっても、子どもは自分たちの力で解決していきます。

 クラス運営における信頼関係の基盤になるのが、クラスの中に一人ひとりの居場所があるかどうかということ。保育者は、子どもの表現していることを受け止める、いろいろな友だちと出会う場面をつくる、クラス全員が光り輝く場面をつくる、トラブルの解決はできるだけ子どもに任せる、みんなでひとつのことをやり遂げる体験をさせることが信頼関係を育むポイントとなります。

 特集のほかに、「データから見る幼児教育」コーナーもあります。今回は「災害への対応として大事なもう一つのこと」がテーマで、ネットワークづくりの大切さについてアンケート調査の結果と合わせて紹介しています。また、保育者の「良さ」「強み」を生かす15のアイディアも掲載されています。

 今年度の集団生活をよりよい状態で終わらせ、新年度を迎えられるといいですね。

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